2009年01月28日

病を知る 「しびれ 足の症状」

日本経済新聞より 2009年1月20日掲載

歩くと足にしびれや痛みを感じ、座ると和らぐ。
こんな症状があれば「腰部脊柱管(せきちゅうかん)
狭さく症
」が疑われる。


背骨の老化によって起こり、元気な高齢者が症状
を訴えることが多い。

関西労災病院の大和田哲雄・整形外科第二部長は
約8割の人は安静にしていればよくなる。旅行
など活動度の高い生活を続けたい人は手術を受け
るのもよい」と話す。

近年、高齢者に増えている病気ですね。
老化によって脊柱管が細くなり、馬尾(ばび)や
そこから分岐する神経の根元(神経根)を圧迫し、
太ももの裏やふくらはぎなどにしびれや痛みを
感じます。

どのように診断・治療しますか。

「まずレントゲンを撮りますが、機能撮影という
検査が重要
です。腰をかがめたりそらしたりして
撮影すると脊柱管の狭まり具合がよくわかります。
さらに磁気共鳴画像装置(MRI)で確定診断します」

治療はまず安静に保つこと。活動度を下げ安静に
していれば2週間から1カ月で症状が改善することが
多い。痛みが強ければ消炎鎮痛剤を内服します
。」

症状が治まった後は生活改善が大切です。電車で
立って通勤していた人なら、余裕をもって家を出て
座るようにする。1km歩くときは500mで休憩
して2回に分け、体に負荷をかけないようにします

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Posted by 伊藤 孝 at 14:09Comments(0)