2009年01月21日

病を知る  「増える“現代病” しびれ」

  2009年1月6日掲載    日本経済新聞より

しびれは体の危険信号。
長引くようなら思わぬ病気が潜んでいる恐れがある。
しびれを伴う病気や対処法を紹介する連載の一回目は
「増える“現代病”」。兵庫医科大学の芳川浩男教授(神
経・脳卒中科)は「食生活の変化や高齢化でしびれは多
様になっている。
腕や足など複数の部位に症状があれば
要注意」と話す。
しびれは現代病ともいえますね。

「神経内科の受信者が訴える症状として、しびれは頭痛、
ふらつき(めまいを含む)と並ぶ三大症状の一つです。
なかでも増えているのが糖尿病の合併症である糖尿病性
神経障害。高血糖が続いて末梢(まっしょう)神経が侵され、
両足などにしびれや痛みが出ます。

やがて感覚がなくなるとケガをしても気づかずに壊疽(えそ)
になりやすく、生死にかかわります。

「飽食の時代といわれる一方、若者を中心に変食が増え、
ビタミンB1欠乏症により手足のしびれを訴える人も目立ち
ます。
白米食の普及で多発した脚気(かっけ)と同じで、戦後
激変しましたが、再び増加傾向にあるようです。
ビタミンB1や葉酸の摂取不足も、しびれの原因になります

「このところ急増しているのが背骨の老化によって起きる腰部
脊管(せきちゅうかん)狭さく症。じっとしていればしびれや痛み
は出ません
が、最近のお年よりは活発に動き回るので症状が
表れやすくなっています」
                         次回につづく
      
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Posted by 伊藤 孝 at 14:46Comments(0)